希望分かち合いボクシング・デー/安山(アンサン)希望分かち合いプロジェクト

ボクシング・デーの由来は、中世において、教会が寒い冬に生活に困っている隣人に生活必需品を詰めたボックス を分け与えた慣習にあります。2012年から毎年、私たちの教会とグッドピープルはボクシング・デーを開催し、 7万3,000個の希望のボックスを届けました。この希望のボックスは、独居老人、寒い冬にベニヤ板の家に住んで いる人々、生計維持に窮している低所得の一人親家庭、経済的に苦しむ多文化家族など、私たち周りの困っている 人々に暖かい慰めと力を与えています。

安山希望分かち合いプロジェクトは、セウゥル号事故で絶望と苦しみの 中にある安山市と安山の経済を活性化するために3年間続けられてきた、夢と希望の分かち合いプロジェクトです。

緊急救護事業

世界の各地で、地震、津波、台風などの巨大自然災害に苦しむ隣人が急激に増えています。1999年、コソボ難民支援、坡州水害 復旧、トルコ被災者救護活動を皮切りに、韓国で最も機動力ある緊急救護団を構成し、運営しています。災難救済と人命救助、 行方不明者の捜索作業はもちろん、医療奉仕、防疫事業、井戸浄化事業と保育園の建立や運営事業を展開して、被害地域が一日 も早く復旧できるよう最善を尽くしています。2004年インドネシア津波大惨事、2005年パキスタン大地震に続き、2011年東日本 大震災による原発事故などで行われた当教会の緊急救護事業と祈祷運動は、聖徒の心を愛で一つにする原動力となっています。

多文化事業

現在は、韓国は200万の外国人が住み、急激に多文化時代・多文化社会へと変わっています。 当教会の国際ミニストリー局では、韓国に居住する外国人のために言語ごとの礼拝と集まりを持っています。主日礼拝 は9か国語(日本語、英語、中国語、フランス語、スペイン語、インドネシア語、アラブ語、ロシア語、ベトナム語)で同時 通訳を行い、外国人の信仰生活を積極的に助けています。また、安山に多文化センターを開設し、その周辺地域の 外国人労働者と多文化家庭のための韓国語教育など、様々なプログラムを行っています。そして、多文化宣教会を通し て外国人と多文化家庭が韓国に安定的に定着できるよう助けています。

代表的なプログラムとしては、ふるさと訪問支 援行事、多文化友人招待フェスティバル、多文化慈善コンサート、民俗的な祝祭日の分かち合い行事、多文化家庭の両 親招待行事などがあります。韓国に嫁いできて経済的事情から長い間ふるさとに帰られなかった外国人が、ふるさとを訪 問できるよう支援するふるさと訪問支援は、多文化宣教会の慈善バザーで得た収益金と会員の支援で行われる行事です。

農漁村開拓教会支援

農漁村開拓教会を助け、劣悪な環境に置かれている農漁村牧会者を支援するために農漁村宣教会が設立されました。毎週グ ループで農漁村開拓教会を訪問し、自費リバイバル聖会を開催、伝道訓練をしています。財政や人的資源が足りない開拓牧 会者のために牧会コンサルティング、牧会資料、教会学校などを支援して、聖徒の教会定着とリバイバルを助けています。

2005年からは一定期間、牧会と財政を支援し安定的な教会成長を手助けするインキュベーティングシステムを導入し、農漁 村地域の牧会者に好評を得ています。これまでの農漁村開拓教会支援は、2017年12月現在で7,109教会に達しました。

愛の医療奉仕

1998年からスタートした「愛の医療奉仕」は、韓国全土を駆け巡る総合病院です。主に無医村地域や未自立農漁村教会を対象に奉仕し、障害者や外国人労働者にも愛による医療を提供しています。 大型バスを、最先端医療装備を整えた診療車両に改造し、内科、外科、家庭医学科、産婦人科、眼科、歯科、漢方、超音波、骨密度、レントゲン、カイロプラクティック、血液検査などの診療・投薬ができます。また、担任牧師の海外聖会時には医療奉仕として一緒に赴き、主の愛を宣べ伝え、実践しようと努力しています。

心臓病の無料施術事業と平壌(ピョンヤン)心臓専門病院

1984年、貧困のために先天性心臓弁膜症治療が受けられずに死を迎えようとしていた一人の子どもに、手術費全額をサポートして命が助かったことを契機に、心臓病の子ども施術事業がスタートしました。特にこの事業には、全聖徒が一丸となって取り組んでいます。古紙、牛乳パック、古着などを集めて売った収益金で施術 費用を賄っています。

2000年代からはその範囲を海外に広げ、中国、ベトナム、カンボジア、モンゴル、フィリピン、イラク、マレ ーシアなど、医療に恵まれない国にまで心臓病の子どもの施術をサポートしています。現在まで5千名以上の心臓病を患う子どもを 治療してきました。

この事業は、2007年12月4日、平壌に「平壌チョウ・ヨンギ心臓専門病院」を着工することへと引き継がれ、北朝鮮でも愛を実践することができるようになりました。北朝鮮の心臓病患者をキリストの愛で治療することにより、南北間の 活発な民間交流を行い、さらにはキリスト教精神で南北統一時代を準備するため33,000㎡規模で平壌に建立される予定の 当病院は、完工した暁には、北朝鮮の住民に質の高い医療サービスと共に、神様の愛を伝える尊い道具として用いられ ることでしょう。そして、南北間の平和共存および統一を早める役割を果たすこととなるでしょう。

純福音ホスピス

2001年1月に設立され、今まで18期の正式なホスピス教育を通して、約2,400名の聖徒が教育を受けました。2017年末現在、約300名の奉仕者を20ヶ所の施設に派 遣して末期がん患者のために仕えています。

特に、当教会財団で2012年に開院した「ヨイド・グッドピープル福祉センター」と連携し、週5回、昼夜、奉仕者が 末期がん患者とその家族の手助けをしています。他にも、カナン老人福祉園、エリム療養院、セッムル(泉)病院、ノーブルケアズ、水洞延世療養病院、ソウルが ん療養病院、梨大木洞病院、順天郷病院、高大九老病院、ソウル市立北部病院、ソウル市立西北病院、永登浦保健所、中区保健所などで定期的に奉仕しています。また、各教区から要請を受けて、末期がん患者の家庭で訪問・奉仕する家庭ケアホスピス・ミニストリーも活発に行っています。高齢化時代が進み、独居老人の孤独死が増え続ける 現代、末期がん患者を霊的・肉体的・情緒的にケアする純福音ホスピス・ミニストリーの必要性はますます大きくなっています。